医療用大麻の使用がやっと法案として通るという話が出てきました。
大麻はカンナビノイドと言って、がんの治療や原因不明の病気にも効果が出ると言われていて、この法案が
通れば、また予防医学や代替医療には嬉しい話になってきます。
しかし、大麻ってなんで今のように規制が厳しくなったんでしょう?
父親の話によると、子供の頃は畑や田んぼのわきに大麻草は普通に生えていたよとのこと。
これは太平洋戦争の後の話で、GHQに強引にやりくるめられてしまったという話なのです。
日本人は、稲作より古い1万年以上前から大麻という「農作物」を衣食住に利用してきました。
繊維を布や魚網に加工し、茎を屋根材に、種子(麻の実)を食用に、葉を薬に用いるなどしていて、
大麻は日本人にとって非常に身近な存在だったのです。
戦後、GHQは「日本に於ける麻薬製品および記録の管理に関する件」という覚書を発行。
麻薬の定義は「あへん、コカイン、モルヒネ、ヘロイン、マリファナ、それらの種子と草木、いかなる形であれ、それらから派生したあらゆる薬物、
あらゆる化合物あるいは製剤を含む」とされ、当時の厚生省がこの指令に基づき、厚生省令第四六号「麻薬原料植物の栽培、麻薬の製造、輸入及輸出等
禁止に関する件」として交付したんです。
日本が主権を回復した際には、大麻取締法の廃止が前提条件となっていたにも関わらず・・
1952年、サンフランシスコ講和条約が発効され、日本の主権が回復した時、栽培免許制の廃止を行うよう働きかけました。
厚生省も同様に取締法の廃止の必要性を認めていたものの、やはりアメリカに言いくるめられてしまったわけです。
1960年代には欧米を中心にベトナム戦争への反対運動などを契機としたヒッピー文化が隆盛し、マリファナ喫煙が流行。
その影響は大麻を喫煙する習慣がなかった日本にも波及しました。
農作物だった大麻は禁止薬物として今だに縛りを与えられているのです。
結局、日本人らしさを抹消するための1つの政策であったわけですね。
本日の教訓: 日本人らしさを思い出そう。